
一人ひとりの個性を尊重し、その個性を活かせるトレーニングプログラム
今、健康増進法が改定され、世の中的にも国民が積極的に健康づくりをしていくことが求められています。健康と言えばやはり動くことですが、1人だとなかなか動きづらい。
ジムに通っても、1人で孤独にやるだけでは、なかなか難しいものです。
伊原ジムは、基本的にその日の担当トレーナーが付きます。一人ひとりの希望と個性を活かしたトレーニングができるので、やる気が持続します。これは他のジムとは違うところですね。
人を育てる、そしてその先に
子ども食堂で身体を作る
子供は今後の未来を担う人間たちですから「子ども食堂」で食事を提供しています。
今の子供たちは、本当にご飯を食べません。伊原ジムではお米だけで普通の茶碗2杯分くらいの量を食べさせています。やはりこの時期は、それだけ体に栄養を入れないと活動ができない。活力にもならないし、疲れも取れない。そういう栄養管理を全部やっています。
ジムに来て、数ヶ月でごはんを食べる量が倍以上になって親御さんに喜ばれることはよくあります。食べる量の少ない子というのは、炭酸飲料やお菓子ばかりを食べてお腹を膨らませているんです。
だから体はパッと大きくなりますが、成長が急に止まってしまう。伊原ジムではまずは食事をきちんと取って体を作ることが教えます。


子供の適正を見極める
伊原ジムでは、子供たち一人一人のスタイルを伸ばします。
例えば、パンチが好きな人が キックを教えられても難しいですよね。 うちではただ楽しく身体を動かしたい子もいれば、ファイターの子もいれば、テクニック派の子もいるし、蹴りの選手も居たりします。
その子の適性をちゃんと見て、最初に3か月かけて「こういう選手になりたいね、こういうのした方がいいよね。」っていうので決めます。それで専属トレーナーを決める。そのため、練習内容は一緒ですが、目指すところは皆バラバラになります。
対等な関係から生まれる自発的な行動
トレーナーと選手は常に「対等」な関係です。
本当に怒るときがあれば、同じ目線で理由をじっくり聞きながら話し合います。そこが武道や自衛隊とは違うところです。もし練習をやりたくなかったら「練習をするか、1人で座って見ているかどちらかを選びなさい。」と常に選択肢を与えます。
そうすると、子供たちは純粋なので、「疲れたからやりたくない。」と座ります。ところが、3分もすれば皆はやっているので自分との差ができちゃうと思ってやりたがります。
だけど、やらせないです。「自分で選んだんでしょ。終わるまで見てください。」と。そうすると、次の日はどうするでしょう。「絶対やる」って言います。


地域社会への貢献
普段の生活がリングの中
伊原ジムでは、自発的な行動や先読みして考えるっていうことにすごく力を入れています。
それがなぜかというと、リングの中でジャグを打ったら、パンチを打たれて蹴られるっていう場合、そのままジャグを打ったら負けてしまいますよね。負けないためには対策を素早く考えないといけません。 それが考えられない子は、基本的に試合で負けます。だって何秒の世界。
先読みをしていくってことは、これが将来大人になった時に、仕事と一緒で役立ちます。できる子っていうのは、実生活でも先に気を回して動くことができます。
普段の生活がもうリングの中。全部繋がってるんですね。
不登校児の生きる存在価値になる
練習生には不登校児が何人もいます。彼らはいじめなど何かしらがあって傷ついたのですが、学校の先生たちはいじめる子に対して怒れなくなりました。そうすると、いじめが横行するわけですね。傷ついた子たちの将来性を潰すわけです。
ジムにくればみんな対等です。強かろうが弱かろうが関係ないです。一生懸命苦楽を共にしたことによっては仲間意識が増えます。そこに年齢は関係ありません。生きるその存在価値というか、場所を作れるんですよね。 だから、不登校児は集まってきます。そして、そういう子供たちは学校に自然と行くようになっています。
将来動ける子供を育成する「地域活性化」
将来動ける子供を育成する
「地域活性化」
伊原ジムでは、子供たちにメリハリをつけることを教えます。
例えば、夏休み、春休み、宿題を全部持ってきてもらい、スケジュール決めて毎回私がチェックをします。そして、スケジュール通りできていなければ、その日は練習なしで勉強してもらいます。
そうすると、子供は早く終わらせようとするので、結果として休みの前半には宿題が終わってたくさん遊べることにもなります。そういうメリハリをとても大事にしています。
このような子供は、間違いなく将来仕事ですごく使えるんですね。そういう人間を社会に送り出すことが社会貢献にもなるし、それが地域活性化になると思っています。
